【土地情報】犬山市上坂町にて注文住宅のできる土地を販売中

  • しあげ材
  • 漆喰、珪藻土の盲点

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    ~漆喰、珪藻土の盲点~

    あなたなら、どの塗り壁をえらびますか?

    ① 漆喰               

                  ・しあげ :100%天然素材

                  ・下塗り :80%天然素材 + 20%合成樹脂入り

    ② 珪藻土               

                  ・しあげ :95.4%天然素材 +  4.6%合成樹脂入り

                  ・下塗り :なし

    ③ 炭酸石灰漆喰   

                  ・しあげ :98%天然素材 + 2%の合成樹脂入り

                  ・下塗り :なし

     ここで今一度、しあげ材の項にある「一般的な壁内材の組合せ図」を見ていただきたい。昔は、小舞土壁(こまいつちかべ)といって竹と蔦で組んだ骨組みに土をつけてつくる壁が、しあげ下地の主流であった。現代の一般的な住宅は、石膏ボードとよばれるものが、しあげ下地材としてもちいられる。

    石膏ボードとは、石膏を芯材にしてその両面を石膏ボード用原紙でおおい、板状に形成した内装建材または下地材のことです。また、石膏には約21%の結晶水が含まれており、伝熱の防止、延焼の抑制に効果がある。建築基準法では不燃材料、準不燃材料に認定されるほか、防火、耐火、遮音、その他にも非常に優れた特性を有する建築材です。

     近年、一般的に使われるようになった理由としては、防火対策と施工性の両方がいいからだろう。ただ、石膏ボードは製作行程において両面を石膏ボード用原紙でおおうことになる。この紙と漆喰や珪藻土との接着性がわるい。そこで、しあげ材の漆喰や珪藻土を塗るまえに、下塗りをして接着性をよくするのだが、この下塗り材が盲点であった。

     「昔ながら」の漆喰をうりとする、某漆喰メーカーでは自社の販売する下塗り材を推奨商品としている。推奨商品をだすこと自体は、しあげ材との相性を考えてのことなので問題はないのだが、「昔ながら」の漆喰がうりなのに、その材料の20%が化合物である合成樹脂であった。この手の合成樹脂はF★★★★の認定がされており人体に影響がないとしている。このメーカーもやはり認められたものだから問題ないとしていた。がしかし、より肌に優しくしたいなら、極力排除したい。

     そこで考えるに、天然素材の漆喰や珪藻土をつかっても、昔ながらの土壁としないかぎり、必ずケミカル系の添加物の混入はさけられない。ならば、しあげ、下塗りともになるべく含有量の少ないものにしたいものだ。

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