犬山市でシンプルモダン注文住宅の実例|Tさんの家


チークとレッドシダーでつくる味わい

こちらのお客さまは注文住宅に興味はあるものの、当初は当社の建物の内見ができないことと会社規模を心配なされていました。

よくわかります。過去のお客さまのお家を外から拝見していただくことはできても、居住中のためなかなか内見していただくことがむずかしいのが現状です。このことから出来栄えを懸念されるお客さまもお見えになります。この点にかんしてはパース、展開図、模型、現物見本をお見せして女性デザイナーとご理解いただけるまで丁寧にお打ち合わせいただいております。

また、弊社は犬山市内に自社所有の土地に社屋をかまえ、社長の住居宅も同一市内です。こうなると一連托生で、もし変なこと(雑な仕事)をして噂が立っても、自宅もあり幼少から長年住んでいる町なので逃げ出すこともできません。また、規模が小さくても資金繰りのいい会社はありますし、社員数、エリアの限定化によりバランスよく運営できている会社は、中規模で営業地域の拡大路線をとっている会社にはまけないものですよ。

 

プランニング_Data

間取り図

 

設計条件

―この土地の特徴―
・整形地で標準的なおおきさ

―お施主の希望―
・家事動線の効率化
・おしゃれで、ひと工夫された間取り
・無垢材とアイアンを使う
・駐車場2台
・出来栄えとコストパフォーマンスの両立

 

設計者からのアンサー

演出のために玄関アプローチを長くしました。よく、旅館などでつかわれる方法で効果としては長ければ長いほど特別感がでます。ふしぎなもので家に入るまでのほんの少しの距離なのですが歩くことで心がしずまり、特別感がでて「ケの日を晴れの日」にできます。

 *この家は一般使いの住宅ですのでほどほどにしていますが、アプローチを長くするには玄関自体を遠ざける方法、門からの距離を長くする方法などがあります。

そのうえで玄関内をスキップフロアー化しています。玄関を広くみせる演出とともに、来客があってもリビングに入れず接客できるように和室と融合させています。この結果、白い割石タイルのステップ玄関からつづく和室は「まるで旅館みたい」とゲストを驚かせます。

家事動線はキッチンからの最短動線+回遊動線です。バルコニーも屋根つきとし奥行きを広くした長方形なので動きやすく作業効率がアップします。収納を増やすこともできましたが、あえて将来をかんがえてデスクをつくっています。

無垢材やアイアンもたくさん使えばモダンにもナチュラルにも仕上げれますが予算をかんがみて、費用対効果のよい場所に使用しています。

抜け感の演出はオープンすぎないオープン外構にあります。ロックガーデン風にすれば目線ごとに印象がすこしづつかわるので立体的な演出につながります。

無垢の玄関扉と無垢の外壁をつかったナチュラル感に、相性のいいガルバリウム鋼板を外観のアクセントとしたシンプルモダンな家。内装に無垢の床の自然な風合いにアイアン手摺や取っ手の黒が映え、落ち着きながらもシャープ感のある空間。将来をかんがえて子供部屋の造り付けデスクは部屋が広くみえる効果大と、費用をおさえながら「フツウでないFUTSUの家」ができたのではないでしょうか。

 

https://marusho-sekkei.jp/wp-content/uploads/2021/09/ishikawa4575x330.jpg

犬山市Tさんの家_基本Data
家族構成は夫婦30代+子ども2人/敷地面積147.78㎡(44.70坪)/1F床面積61.97㎡(18.75坪)2F床面積52.50㎡(15.88坪)延床面114.47㎡(34.63坪)/施工年月2018年7月/本体価格1,810万円

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP
CONTACT ACCESS