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犬山市で2世帯注文住宅の実例|Iさんの家

父母にたすけてもらう共稼ぎ夫婦の2世帯住宅

2世帯住宅の設計は「完全分離」「分離」「共有」の3タイプにわかれます。このうち、どれを選ぶべきなのかは世帯どうしの距離感、家族の年齢、ワーキングスタイルにより決定すべきです。けっして、金額の高い低いや世間一般はそうだからと安易に決定してはいけません。

こちらのご家族は「共有」をご選択いただきました。

共有型の2世帯住宅をいっけんすると、「ただ広いだけの一般住宅とかわらないな。」とおもわれるかもしれません。実際には、明確なちがいがあります。

それはー

家族一人一人と世帯単位の2パターンで、それぞれが時間ごとに「いつ」、「どこで」、「なにを」しているのかを考えて動線計画をして、10年後、20年後の変化もあわせて設計しているのか?いないのか?なのだとおもいます。

 

プランニング_Data

間取り図

 

設計条件

―この土地の特徴―
・道路から少し高い
・50坪以上の整形地

―お施主の希望―
・ひろめのLDKと和室
・ランドリースペース
・書斎
・ひろめの収納
・駐車場3台
・ゴミ置き場

 

設計者からのアンサー

希望である3台駐車は全面道路の状況から寸法を割り出して、スペースを確保してから建物の配置を再考しております。リビングダイニングは20帖としておりますが、同居者の年齢と構成からすごしかたを平日と休日にわけてかんがえ、家具の配置、コンセント位置、小物の収納位置のパターンをいくつか提案させていただき、そのなかでお気に召した配置をもとに設計しております。(このようにプラン図からだけでは、よみ取れない情報もおおくあります。「いま人気のプランだから」で判断するのではなく、「なぜそうなったのか」明確な回答のあるプランをもとめてください。)

世帯のおおい共有玄関はただ面積を広くするだけでは意味がありません。靴をぬぎはきする場所自体を広くすることが重要です。こうしておけば、いざ介護がひつようになったときに対応できます。

水まわりもしかりです。生活習慣のちがいで化粧台が2台ひつような場合もあれば、寝室の取り方を考慮しなければならない場合もあります。共働きならランドリールームも欠かせませんし、同時に換気設備の選定と位置のアドバイスもひつようです。

収納も”ウォークインがほしい→つくる”ではナンセンスです。効率と使い勝手にこだわったサイズ感と配置になるアドバイスから設計をしています。

このように一見(いちげん)では普通の住宅でも、クライアントのことをかんがえたアドバイスと設計をすると、オンリーワンでつかいやすい家になります。

 

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犬山市Iさんの家_基本Data
家族構成は夫婦30代+子ども1人/敷地面積175.55㎡(53.01坪)/1F床面積69.56㎡(21.04坪)2F床面積60.45㎡(18.29坪)延床面130.01㎡(39.33坪)/施工年月2019年2月/本体価格1,680万円

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